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高齢者に多い乾燥肌! 冬に行うべきスキンケアとは!?


寒い季節は肌の乾燥が気になります。若い方はもちろんのことですが、それ以上に高齢者は加齢に伴う乾燥が原因で、様々な肌トラブルを引き起こしがちです。この時期、高齢者の乾燥肌を防ぐスキンケアの方法について紹介します。

高齢者に乾燥肌が多い原因とは


加齢に伴い、皮脂や汗の分泌が減ると、肌の水分を保持する力が弱くなり、乾燥してしまいます。乾燥した皮膚はバリア機能が失われ、この状態に外部の刺激が加わると、かゆみや湿疹といったトラブルが起こりやすくなります。

また、体力の低下や抵抗力の弱さ、体温調節機能の低下なども乾燥肌や皮膚トラブルを引き起こす要因となります。

高齢者の乾燥肌を防ぐために必要なこと


入浴で清潔さを保つのが大切
寝ていることが多い高齢者も皮膚は汗や新陳代謝によって毎日汚れています。入浴で清潔さを保つことで、皮膚トラブルの予防や進行を遅らせることが可能です。体調や季節にもよりますが、週に2回の入浴で清潔さを保つことをお勧めします。ただし、高齢者の皮膚は脆弱なので、強く擦ったり、熱いお湯をかけたりと、強い刺激を与えないようにしましょう。皮膚の乾燥やかゆみを悪化させる原因を引き起こしてしまいます。

入浴のポイントとは
高齢者を入浴させる際のポイントを紹介します。

・刺激の強いナイロンタオル等は使わず、せっけんをよく泡立てて、手や綿タオルで優しく洗う
・せっけんは低刺激のものを使う
・シャワーや湯船のお湯を熱くし過ぎない
・保湿性の高い入浴剤を湯船に入れる

保湿剤でスキンケアすることも大切


入浴後は角質層が柔らかくなるので、肌の水分浸透や吸収力が高まります。保湿剤で水分を閉じ込めてあげることで、肌が乾燥するのを防げます。

保湿剤の種類
・白色ワセリン……皮膚の表面に膜をつくることによって、水分が蒸発するのを防ぐ
・セラミド配合軟膏……高い保湿効果により、乾燥肌の改善が期待できる。
・尿素軟膏……水分保持作用と角質軟化作用を併せ持ち、硬くなった角質を柔らかくする
・ヘパリン類似物質……水分保持作用、血行促進作用、抗炎症作用により、荒れた肌の修復を早め、バリア機能を取り戻すことで保水力をアップさせる

高齢者は季節に関係なく乾燥しやすいので、夏はローション、冬はクリームなど、保湿剤を使い分けてスキンケアすることをお勧めします。

まとめ-かゆみには要注意-

高齢者に多い乾燥肌! 冬に行うべきスキンケアとは!?


肌が乾燥してかゆみが出ると、ついかきむしってしまいがちですが、皮膚に強い刺激が加わり、さらにかゆみが酷くなります。さらに就寝中などに無意識にかゆみが出た場合、かきむしって傷やかさぶたをつくり、そこから細菌が入って感染症や床ずれの原因に繋がることも考えられます。
介護する側も高齢者の乾燥肌にしっかり目を配ることが大切です。