ホーム > 介護通信 >高齢者の鼻炎は老人性鼻漏かも?

高齢者の鼻炎は老人性鼻漏かも?


高齢になると、鼻水が止まらなくなることがあります。毎年春になると花粉症を発症していたというような方は、その鼻水を「花粉症によるものだろう」と思い込み放置してしまうことがありますが、高齢者の場合は、花粉症ではない可能性があるので要注意です。
ここでは、花粉症だと思われ軽視されがちな高齢者の鼻炎の一種「老人性鼻漏」についてご紹介します。

老人性鼻漏とは


高齢者の鼻水が止まらない原因のひとつに、老人性鼻漏というのがあります。特にさらっとした無色透明の鼻水である場合は、その可能性が高いです。
年齢が高くなり鼻の中の粘膜機能が衰えることで、水分吸着力(粘着性)が弱くなり、水っぽいさらっとした鼻水が出るようになると考えられています。花粉症や風邪でもないのに鼻水が止まらず、鼻水の薬を飲んでも止まらないという場合には、老人性鼻漏を疑ったほうがいいと言えるでしょう。

老人性鼻漏の症状


老人性鼻漏には、独特な症状があります。以下のような症状が見受けられる場合は老人性鼻漏である可能性が高いので、早めに医師の診断をあおぐようにしましょう。

・無色透明
・サラサラしている
・季節問わず鼻水が出る
・寝起きや朝に鼻水が多く出る
・くしゃみや喉の痛みといったほかの症状がない
・食事の際に鼻水が出やすい(特に熱いものや辛いものを食べるときに多く出る)

老人性鼻炎の対処法


老人性鼻炎になったと思った場合は、早めに医師に診てもらうのが一番ですが、自宅でできる対処法もありますので、合わせて試みるようにしましょう。

・鼻に入る空気を温める(特に早朝、外気温が低いと症状が悪化するので、日光を部屋に取り入れるなどして部屋の気温を高くするようにしてください)

・全身をできるだけ温める

・手先や足先を温め、鼻と手足の交感神経を刺激する

・血流をよくする

・起床後に乾布摩擦やトレーニングをして体を目覚めさせる

以上の対処法で完全に症状を治すことができるわけではありませんが、症状を緩和させられる可能性が高くなるので、覚えておいてください。

老人性鼻漏以外の可能性


高齢者の鼻水には、老人性鼻漏以外の可能性もあります。

・感染性鼻炎
・アレルギー性鼻炎
・外傷や脳の損傷による交換神経支配過誤
・血管運動性鼻炎
など
高齢者の鼻水が止まらない場合は、老人性鼻漏以外にも上記のような鼻炎の可能性もありますので、やはり早めに病院へ行き、医師に診てもらうようにしたほうがいいでしょう。

まとめ

高齢者の鼻炎は老人性鼻漏かも?


「花粉症だと思っていたけど実は老人性鼻炎だった」というのはよく聞く話です。花粉症や風邪と勘違いして適当ではない薬を飲むことで症状が悪化することがありますので注意してください。
「鼻水=花粉症、風邪」と短絡的に考えず、老人性鼻漏やほかの鼻炎の可能性についても視野に入れるようにしておきましょう。